タブゾンビ PROFILE

タブゾンビ PROFILE
鹿児島県出身。
ライブ・パフォーマンスを中心とした活動を身上とし、確かな演奏力とクールな雰囲気をただよわせながらも、ラフでエンターテイメント、バースト寸前の”爆音ジャズ”を展開する、SOIL&"PIMP"SESSIONSのトランペット担当。国内はもとより海外でも人気を博し、イギリスの世界最大級のフェスティバルである”グラストンベリー”や、スイスの“モントルー・ジャズ・フェスティバル”、オランダの”ノース・シー・ジャズ・フェスティバル”などの大規模ジャズ・フェスなど、これまでに世界31カ国、100公演を超える海外公演を行ってきた。また、SOILでの活動の傍ら、加山雄三率いるTHE
King ALL STARSのメンバーでもあり、様々なアーティストのレコーディングにも参加している。
さらに2018年から地元鹿児島にて開催されたフェス「THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVAL」の発起人でもある。
GSH実行委員会これまでのあゆみ
- 2005年
- 在京の鹿児島県出身者を中心に、鹿児島県の焼酎メーカーご協力のもと、焼酎と音楽を楽しむ音楽イベントの実行委員会として発足。イベント入場者数は、全6回で、のべ3000人以上。鹿児島出身のトランペット奏者タブゾンビ(SOIL&“PIMP”SESSIONS)をはじめ、九州にゆかりのあるミュージシャン30組以上の方々にご出演いただきました。
- 2011年
- スポーツで鹿児島を盛り上げるという理念のもとJリーグ入会を目指し発足されたサッカークラブFC鹿児島の関東圏でのPRイベントの企画運営。渋谷のカフェに200人以上の方々にお集まりいただきました。
- 2014年
- 合併後にJFL入会を果たした鹿児島ユナイテッドFC(その後Jリーグに参入)の関東PRイベントを企画運営。原宿の会場には、鹿児島ユナイテッドFCの選手・監督、そして300人以上のサポーターや関係者方々にお集まりいただきました。
- 2016年
- これまでの集大成とし、タブゾンビ(SOIL&“PIMP”SESSIONS)と浜崎美保(鹿児島市出身)2人をMCとした、鹿児島での大規模フェス開催を目指すラジオ番組「SEA SIDE
ZOMBIE」(エフエム鹿児島/毎週土曜日18:00〜18:55)をスタート。
あらゆるジャンルで活躍する方々にゲスト出演いただき、東京のスタジオからから鹿児島の魅力を発信しています。 - 2017年
- 鹿児島での大規模フェスを開催するにあたり、あらゆる困難を乗り越え鹿児島出身のミュージシャンや、鹿児島、福岡、東京にてそれぞれのジャンルで実績のある企業の協力によりGSH実行委員会発足の運びとなりました。
- 2018年
- 台風一過の奇跡的な晴天の中、ジャンルを超えた総勢50組以上のアーティスト出演と2日間で約3万人の動員を記録。
鹿児島から国内外への文化の発信という想いの第一歩を踏み出しました。 - 2019年
- 新しくキャンプサイトを増設し、総勢60組以上のアーティストが出演。2日間で2018年以上の動員を記録。
新たな取り組みとして、地元のみなさんと協力しSNSなどで鹿児島の魅力を発信していきました。 - 2020年
- 新型コロナウィルスのため開催を断念する代わりに、クラウドファンディングを通し新しい取り組みにチャレンジ。1,500名を超えるご支援により、プロジェクト開始数日で目標額を達成することができました。また、スタッフは地域の清掃作業など社会貢献活動に積極的に参加し、連帯を強める1年となりました。
- 2021年
-
THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVALの公式テレビコーナーである「HES TV」監修による焼酎BAR「IMOROCK」オープン。
コロナによる大きな打撃を受けた飲食業界や芋の病気等で被害を受けた焼酎文化の活性化と、世代や業界を超えた出会いから新たなアイディアの生まれるパワースポット、サツマニアンヘスのファンが集まり語り合える場所になることを目指します。
THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVALについて
世界屈指のロケーション活火山「桜島」の麓での開催を目指して
「雄大な桜島を望めるロケーションで大きいフェスをやれたら最高ですね」
「いつの日か、必ず実現させましょう!」
ヘスの発起人として旗振り役を担っているタブゾンビとGSH実行委員のひとりが言葉を交わしたのが2006年11月の東京「恵比寿MILK」での出来事でした。
※恵比寿MILK:様々なカルチャーのイベントが開催されていた老舗のクラブ(2007年12月に閉店)
当時、九州各地からそれぞれの夢を持ち上京していた駆け出しのクリエイター達がSNSを通して出会い、デザイン、プランニング、ディレクションなど、それぞれの特技を持ち寄り情報発信力のある東京から故郷九州での大型フェスの開催を目指すというコンセプトで企画した音楽と焼酎を楽しむクラブイベント「NINES」がサツマニアンヘスのきっかけとなっています。

九州での大型フェス開催を目指し
2006年に東京で開催された音楽イベント「NINES」
その後「NINES」に関わったメンバーは鹿児島からJリーグクラブを誕生させることで、地域活性化を目指すFC鹿児島(後の鹿児島ユナイテッドFC)の支援活動などを通し、地元を盛り上げたいという同じビジョンを思い描く沢山の仲間と出会い、鹿児島でのフェスの開催の夢を諦めず10年以上の歳月が流れ2017年を迎えていました。
鹿児島、福岡、東京、地域を跨ぐプロジェクト
「鹿児島で大型フェスを実現させよう」というプロジェクトが一気に動き出したのは、2017年12月のことでした。鹿児島でのフェス開催を目指し、地元ラジオ局(エフエム鹿児島)にて2016年3月にスタートしたタブゾンビと浜崎美保がMCを務める「SEA SIDE ZOMBIE」をきっかけに、開催の実現を目指して少しずつ増えていた協力者から数々の大型フェス開催実績のある東京のプロデューサー(LIVE EXSAM Inc. )に、これまでの経緯や背景、そして想いが伝わりプロジェクトに参画いただけることになったのです。
それからほどなく鹿児島では、火山灰のことを「へ」と呼ぶ方言があることから、世界中で無数にあるフェスとの差別化の意味も含め「ヘスティバル」という造語が誕生し、「THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVAL」と名付けたヘス(フェス)の開催が現実味を帯びてきました。
プロデューサーが参画したことで具体的となったプロジェクトは、制作(THE FOREST)、福岡のコンサートプロモーター(BEA)が運営、主催を鹿児島のテレビ局(KKB鹿児島放送)、ラジオ局(エフエム鹿児島)など、様々なジャンルの協力者と共にGSH実行委員会として、サツマニアンヘスの実現を目指しスタートを切ることができたのです。

鹿児島、福岡、東京から会場の視察に集まった
GSH実行委員会のメンバー
その後2017年、東京、福岡から鹿児島県外のスタッフも参加して、マリンポート鹿児島など、いくつかの開催候補地をめぐり、最終的に桜島多目的広場・溶岩グラウンドを開催の地として選択しました。初年度開催という経験不足と県を跨ぐプロジェクトであるため意思疎通の難しさから次から次へと様々な難問が出てきましたが、関連する地元のみなさま、行政機関の方々など、多くの協力のもとプロジェクトは日々スピードを増して実現に向けて前進していったのです。
鹿児島の素晴らしさを全国に発信
鹿児島は、九州本土最南端という地理的に不利な部分があることから、大型フェスの実現は難しいだろうとの声が多かったのも事実です。そのような中、開催の実現に向けて後押ししたのが2018年というタイミングでした。
日本が世界有数の大国に成長を遂げる一つの機会となったと言われる近代化改革「明治維新」は、西郷隆盛や大久保利通など多くの薩摩藩士が尽力しましたが、そんな「明治維新」から150周年となる2018年は、大河ドラマ「西郷どん」の放送も決定しているなど、鹿児島県は全国から注目を集めるであろうとの期待に満ちていました。
そのような時代の後押しと、開催場所である桜島のロケーションの素晴らしさが大型フェスの成功を予見させていたのです。
桜島フェリーで15分、錦江湾を渡る小旅行体験、前方には雄大な桜島を望めることができ、見渡せば広い海、会場に近づくにつれて高まる高揚感を自然の中で満喫できるヘス(フェス)は日本でも稀有な存在かもしれません。

15分おきに桜島を往復するフェリーに乗り込み
会場に向かいます。
さらに鹿児島の魅力のひとつに、生産者さんたちの努力により築き上げられた日本有数の食のクオリティがあります。日本一の黒毛和牛をはじめ黒豚、地鶏、鮮魚、全国でも有数の生産量を誇るお茶や焼酎、天然水など豊富な食材、また、鹿児島ならではの素材を活用した工芸品などのブースをヘス(フェス)会場に出店し鹿児島を感じて楽しんでいただける場づくりを目指しています。

竹林の面積日本一である鹿児島の竹で作られた
ロゴ入りハツリカップ
そして、何よりも超豪華ラインナップと桜島の麓に設置された巨大ステージという抜群のロケーシで繰り広げられる各アーティストのライブの素晴らしさにより、鹿児島の魅力に会場の熱量が添えられることで地域や人の素晴らしさがインターネットを通して全国に広がっていくきっかけになることを目指しています。

大勢のオーディエンスと桜島を望むメインステージ
地域のみなさまとの関わり
先にも述べましたが「THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVAL」は、多くの地元の方々の協力によって実現しています。例えば、会場や桜島フェリーの利用について、鹿児島市役所の担当部署、現場管理を委託されている事業者、告知ポスターを掲出いただいている地元飲食店、個人、団体のみなさま、SNSを活用した観光PRの共同企画にご協力をいただいた鹿児島県庁、地元インフルエンサーのみなさま、開催当日の運営ボランティアにご協力いただいている専門学校、学生ボランティア、地元のカメラマンで結成されたカメラマンクルー、そして「THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVAL」の実現前から鹿児島の音楽シーンを盛り上げ、イベント等を企画運営されているみなさま、地元の活性化に繋がる支援になればと、ご協賛いただいている企業など、本当に多くの方々からの応援に心から感謝し励まされています。

ヘスを通して地域情報を発信している
KKBとエフエム鹿児島ブース
ポスター掲示で一緒に
ヘスを盛り上げてくださった皆さん
さらには、ボランティアで運営に参加したことをきっかけに、新たに進むべき進路を選択したという学生、ブース出店をきっかけに地元の素材を活用して新しい商品開発にチャレンジしたという伝統工芸品の事業者、鹿児島県外へのフェスにも足を運ぶようになったという方など、様々な声が届くたびに「THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVAL」での出会いをきっかけに、鹿児島から県外に向けて文化を発信していく価値を感じると共に、地域に関わるみなさまとの接点が少しずつ増えることで、地域のにぎわい創出が持続し地域全体にポジティブなコミュニティが広がっていくと考えています。

地元有志の皆さんが会場に制作した竹のオブジェには
沢山の人が集まります
これからも試行錯誤しながらも、「THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVAL」は、一人でも多くの方に楽しみにお待ちいただける催し物になれるよう、絶えず前向きに取り組んで参ります。それでは会場でお会いしましょう!